検査前〜検査後までの流れ
- 検査前
-
検査日の約1週間前に書類をお届けいたします。書類をご記入の上、検査日にご提出ください。
- 来院 ・採血
-
検査は採血のみなので、所要時間は約15分。後払いのため会計待ちの必要もありません。
- 検査後
-
ご請求書は約3週間、結果は約5週間後にご自宅にお届けいたします。
院内滞在時間は15分程度
仕事や子育てで忙しい方にもオススメです!
実際に検査を受けた方々の声
がんリスク検査
20〜80歳対象
共同研究
神奈川県立がんセンター・千葉県がんセンター
あなたが現在がんである可能性を
部位別にA〜Dで判定
| 対応がん種 |
|---|
| 男性6部位: 肺がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、大腸がん、前立腺がん |
| 女性9部位: 肺がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん |
がんリスク検査の特徴
複数のがんリスクを1回の採血(6mL)でがん種ごとに評価します。 そのため、どのがんの可能性が高いかを知ることができます。
がんリスク検査の結果について
MBスコアとリスクが低いAから、一番高いDまでの4段階で評価いたします。
がんリスク結果の程度
下表は各判定ごとのがんである可能性を部位別に表したものです。B判定の値は日本人が1年間に新たにがんと診断される割合(罹患率)と同程度のがんのリスクとなります。D判定の方は罹患率と比較してがんの可能性が高くなっているので、お住いの市区町村で実施されています「がん検診」の受診をお勧めします。
メタロ・バランスがんリスク検査は、現在がんが見つかる可能性を統計的に判定したものであり、将来がんになる可能性を判定しているものではありません。統計学的理論によって算出された表の数値が示す通り、A判定でも低確率でがんが見つかる可能性はありますし、D判定でもがんではない確率が十分あることをご承知ください。
がんリスク検査の精度
検査の能力・精度はAUCで判断
スクリーニング検査の能力・精度を表すのにROC曲線が用いられます。ROC曲線は縦軸に検査の感度、横軸に検査の(1-特異度)をプロットしたグラフです。感度とは患者を当てる確率、特異度は健康な人を当てる確率のことです。
このROC曲線が①の赤の線に近づくほど良い検査と言えます。
このROC曲線の下部の面積をAUCと言い0~1の間で変動しますが、面積が大きいほど優れた検査法とみなされます。ちなみにグラフ①, ②, ③に対応するヒストグラムのイメージは次のようになります。
グラフ①のように、検査値ががん患者と非がん者の間で完全に分かれる場合は最高精度の完全な検査と言えます。この場合のAUCは1となります。逆にグラフ③のように、両者が全く重なる場合は、両者の区別がつかないわけですから全く意味のない検査であり、AUCは0.5となります。
*ROC:receiver operator characteristicの略
*AUC:area under the curveの略
MB検査のROC曲線とAUC
国立がんセンターの研究との比較
大腸がんスクリーニングでの比較
国立がん研究センターでは、現在使われている大腸がんのマーカーはAUCが0.669または0.622であるため、
これを改善・向上させる研究として、大腸がん患者の血液中に存在する疾患に特異的なエクソソーム(注1)を迅速に検出することで、早期診断につながる画期的検査法を開発した、とのニュースリリースが2014年4月にありました。AUCは0.820とのことです。一方メタロ・バランス検査の大腸がん検査では、AUCが男性で0.94です。
※NEDOホームページより引用
競合技術との比較(大腸がん)
このようにメタロ・バランス検査では、遺伝子等を利用した最先端の検査技術と同程度の検査能力・精度が十分に期待できるのです。
(注1)細胞から分泌される小胞のこと
がんがⅠ期とⅣ期で発見された時の
5年相対生存率の比較
5年相対生存率の比較
がんの治療には、早期発見が重要です。病期(ステージ)が早期であれば早期であるほど、がんが治る可能性が高くなるだけでなく、仕事との両立もしやすくなり、がんの治療が身体的にも、経済的にも、心理的にも軽くなります。
しかし、早期がんは自覚症状がないものも多く、がんの検査を受けなければ見つけることが困難です。
日本人のがんが増えている一方で、がん検診受診率はOECD加盟国30カ国の中で最低レベルなのが現状です。
※がん対策推進企業アクションから引用
認知リスク検査
50〜80歳対象
研究助成 経済産業省Go-Tech事業
MCI(軽度認知障害)リスクを判定
MCIのうちに発見する重要性
突然認知症になることはありません。MCIという中間状態から始まり、その後に認知症に至ります。
MCIの段階で対処すれば、回復・進行停止の可能性がありますが、認知症になってしまうと健常に戻ることは大変難しくなります。
認知症は、一人暮らしが困難なほど認知機能が低下した状態です。
MCIは、認知機能は低下しているが、日常生活は、正常に送ることができるという状態です。
MCIは、認知症の一歩手前の段階で、MCIの人が必ず認知症になってしまうわけではありません。
MCIの方が認知症に移行する割合は、1年後10%、5年後50%となりますが、MCIの段階で適切な対処をすれば、健常な状態に回復する可能性があります。また、65歳以上の方の15%がMCIであるという研究もあります。
認知症の原因疾患はさまざまです。最も多いのは、アルツハイマー型認知症で、認知症の半数以上を占めています。次いで血管性認知症、レビー小体型認知症、その他です。
このような方は要注意…
- 糖尿病は、アルツハイマー型認知症のリスクが2.1倍に。
- 低血糖になると認知症になる割合が1.7倍に。
- 脳卒中の人は、10人に1人が1年以内に認知症に。
- 中年期では、太っているほど認知症になりやすい。
- 中年期に総コレストロール値が高いと認知症になりやすい。
認知リスク検査の特徴
アルツハイマー型MCIリスクを調べる検査はすでに開発されていますが、メタロ・バランス認知リスク検査は、アルツハイマー型に限らず、血管性、混合、レビー小体型などのすべてのMCIリスクを検査することが可能です。
認知リスク検査の結果について
MBスコアとMCIのリスクが一番低いAから、一番高いDまでの4段階で評価いたします。検査を継続される方は、過去の結果も同時に表示されますので、MCIのリスクの変化がわかります。
認知リスク結果の程度
認知リスク検査の各判定について、医療機関で実際にMCIと診断される確率を判定別確率表に記載しました。A判定は1%未満、D判定は8割以上となります。
D判定の方は一般的な65歳以上の人がMCIである割合と比べてMCIの可能性が高くなっているので、専門医にご相談されることを推奨しています。
メタロ・バランス認知リスク検査は現在MCIである可能性を統計的に判定したものであり、将来MCIになる可能性を判定しているものではありません。
統計学的理論によって算出された結果となりますので、A判定でも低確率でMCIが見つかる可能性はありますし、D判定でもMCIではない可能性が十分あることをご承知ください。
認知リスク検査の精度
経済産業省の研究助成を受けて開発されました。 多くのボランティアの協力のもと、世界的に認められているMMSE認知症テストと比較し、相関があることが実証されています。
複数のがんやMCI(軽度認知障害)の
リスクをそれぞれ評価
メタロ・バランス
リスクスクリーニング検査
メタロ・バランス検査の特徴
この検査は、血液中の亜鉛など17種類の微量元素の濃度を測定し、「特定の疾患」※がある人と健康な人の微量元素濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、その疾患の発症リスクを評価するものです。これにより、自覚症状が現れる前、または早期の段階で疾患を発見することを目的とした新しい検査方法です。
採血時点でのリスク評価に限り、確定診断や将来の発症予測を行うものではありません。
※「特定の疾患」とは、検査項目に含まれる疾患(大腸がんやMCI等)を指します。
病気と微量元素濃度
人の生命活動に不可欠な元素のうち体内に保存されている量が比較的少ない元素を微量元素といいます。微量元素は正常な生命活動をするうえで非常に重要であることが分かっています。微量元素は血液中にも含まれており、健康な人の血液中で微量元素は一定の濃度に保つようにコントロールされていると考えられています。一方で、病気になると血液中の元素濃度のバランスが変化することが分かっています。この血液中の元素濃度バランスの違いから、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする手法をメタロ・バランスといいます。このメカニズムに着目し、17種の元素濃度バランスからリスク判定を行うべく開発された検査がメタロ・バランス検査です。
| 血液に含まれる17元素 | ||
|---|---|---|
| ① Na(ナトリウム) | ② Mg(マグネシウム) | ③ P(リン) |
| ④ S(硫黄) | ⑤ K(カリウム) | ⑥ Ca(カルシウム) |
| ⑦ Fe(鉄) | ⑧ Co(コバルト) | ⑨ Cu(銅) |
| ⑩ Zn(亜鉛) | ⑪ As(ヒ素) | ⑫ Se(セレン) |
| ⑬ Rbルビジウム) | ⑭ Sr(ストロンチウム) | ⑮ Mo(モリブデン) |
| ⑯ Ag(銀) | ⑰ Cs(セシウム) | |
メタロ・バランス検査の結果に影響を
与える可能性がわかっている疾患
与える可能性がわかっている疾患
| 疾患 | MBスコアが高値となる可能性のある疾患 |
|---|---|
| 大腸がん | 大腸ポリープ、大腸炎、過敏性腸症候群 |
| 胃がん | 胃ポリープ、ピロリ感染症、機能性胃腸症、胃・十二指腸潰瘍 |
| 肺がん | 肺炎、肺気腫、慢性気管支炎 |
| すい臓がん | 膵炎 |
| 肝臓がん | 肝炎、肝硬変 |
| 前立腺がん | 前立腺肥大、前立腺嚢胞 |
| 乳がん | 乳腺症、乳腺炎、乳腺線維腺腫 |
| 子宮・卵巣がん | 子宮筋腫、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍 |
| MCI | 高ストレス、免疫不全症候群、うつ病 |
上記の疾患にかかっている方は、自覚症状の有無にかかわらず、検査結果に影響を与える可能性がありますが、検査の対象外とするものではありません。検査対象の疾患ではないにも関わらずMBスコアが高くなる場合があることをご理解いただいたうえで検査をお受けくださいますようお願い致します。
また、上記以外の疾患についても検査結果に影響を与える場合があります。
特許
| 発明の名称 | 国 | 特許番号 | 登録日 |
|---|---|---|---|
| 癌評価方法及び癌評価システム | 日本 | 特許第6082478号 | 2015/3/10 |
| 癌評価方法及び癌評価システム | シンガポール | 11201702076W | 2016/8/31 |
| 癌評価方法及び癌評価システム | ベルギー | 3182132 | 2016/8/31 |
| スイス | 3182132 | 2016/8/31 | |
| ドイツ | 3182132 | 2016/8/31 | |
| フランス | 3182132 | 2016/8/31 | |
| イギリス | 3182132 | 2016/8/31 | |
| 癌評価方法及び癌評価システム | アメリカ | 6082478 | 2017/1/27 |
| がんリスク評価方法及びがんリスク評価システム | 日本 | 特許第6946133号 | 2017/9/27 |
| 犬のがんリスク評価方法及びがんリスク評価システム | 日本 | 特許第6875451号 | 2019/4/26 |
| 癌評価方法及び癌評価システム | 韓国 | 10-2305151 | 2021/9/16 |
| がんリスク評価方法及びがんリスク評価システム | 韓国 | 10-2653700 | 2024/2/6 |
| 認知症リスク評価方法及び認知症リスク評価システム | 日本 | 特許第7698805号 | 2024/2/20 |
| がんリスク評価方法及びがんリスク評価システム | シンガポール | 11202002733U | 2024/3/22 |
論文
| 論文名 | 雑誌名 | 主催者 | 掲載・公開日 |
|---|---|---|---|
| 血中微量元素を用いた新たな「がんリスク」スクリーニング法の開発 ーメタロバランス検査ー(推薦講演) | 亜鉛栄養治療 | 岡本 直幸 | 2019/10/20 |
| A Nobel Multivariate Index for Cancer Risk Detection Based On the Serum Trace Elements: Metallo-Balance Method | Journal of Cancer Epidemiology and Prevention | 岡本 直幸 | 2020/1/23 |
| 血中微量元素による”がんリスク”スクリーニング法の開発:メタロバランス検査 | 月刊細胞 | 岡本 直幸 | 2020/3/20 |
| 血中微量元素濃度のICP-MS 測定による標準値設定と「がんリスク」スクリーニング法 ―メタロバランス検査―への応用* | 生命金属ダイナミクス 生体内における金属の挙動と制御 | 岡本 直幸 | 2021/1/31 |
| Elemental analysis by Metallobalance provides a complementary support layer over existing blood biochemistry panel-based cancer risk assessment | PeerJ life and environment | 日下部 美帆 | 2021/10/4 |
| 血中微量元素を用いた”がんリスク”診断(メタロバランス)法の開発 | 月刊Precision Medicine | 岡本 直幸 | 2021/11/25 |
| 健康と病気に関するリスク診断法の開発と応用ーがんのリスク診断を中心にー | Healthcare note(野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー株式会社) | 岡本 直幸 | 2023/8/31 |
| A new clustering model based on the seminal plasma/serum ratios of multiple trace element concentrations in male patients with subfertility | Reproductive Medicine and Biology | 田中 隆造 | 2024/5/9 |
| nductively Coupled Plasma Mass Spectrometry Performance for the Measurement of Key Serum Minerals: A Comparative Study with Standard Quantification Methods | Journal of Clinical Laboratory Analysis | 古城公佑 | 2024/12/23 |
| Distinct Clusters of Testosterone Levels, Symptoms, and Serum Trace Elements in Young Men: A Cross-Sectional Analysis | Nutrients | 田中 隆造 | 2025/2/28 |
以下の方は受検できません
がんリスク検査は20歳~80歳、認知リスク検査は50歳~80歳の日本人を対象として開発されています。対象外の年齢の方がこの検査を受けられた場合の結果は参考となることをご理解ください。また、以下の方はメタロ・バランス検査では判定が困難であるため、検査申込はお控えください。
- 妊娠中または出産後6ヶ月未満の方
- がん治療中の方、がん治療終了後1年未満の方
- 透析を受けている方
- 骨折、血液疾患、免疫不全症の方(中性脂肪等による脂質異常症は含まない)
- 体調不良の方(睡眠不足、徹夜明け、激しい運動後、ストレス等や、風邪、喘息、帯状疱疹、アレルギー性発疹・鼻炎などの症状がある場合)
ー よくあるご質問 ー
受検者様の声
60代女性近くで検査ができたので良かった
50代男性1回の採血だけでがんと軽度認知障害のリスクが調べられるのはありがたい
30代女性たくさんのがんリスクを調べられるのは他にもあるけど部位別で結果を出してくれるので良かった
70代女性認知症が心配で認知リスクを受けてみました
結果を見て一行日記をつけようと思いました
60代男性国の検診だけでは心配なので、毎年夫婦で受検しています
\お気軽にお問い合わせください/
電話受付:平日9:00〜17:00


